日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230409 日独両国はお互いの何について自国で報道しているか

 

日独の架け橋を目指している筆者の立場上、時々日本とドイツがお互いをどれくらい自国ニュースで採り上げているかを比較してみています。

 

今回はこちらの二つ(日独とも公共放送事業体)のニュースWEBサイトに掲載されている年初来の記事で比較してみました。

 

①日本:NHKのドイツ関連ニュース

ドイツのニュース一覧 | NHKニュース

 

②ドイツ:ARD(NHKに相当)の日本関連ニュース(添付画像はWEB翻訳後)

Japan - aktuelle Nachrichten | tagesschau.de

 

今回の私なりの気づきは以下諸点です。

  • 年初来の記事件数は(報道対象が同じものの重複を調整した後で)20件程度とほぼ同水準(平時は1ヶ月あたり5-6件ペースで、他の先進国比で関心が高い方ではない)。
  • お互いに相手国の事件、災害については関心が高い(今回、ドイツは北朝鮮のミサイルや寿司テロ、日本はエホバ銃撃、メガスト、銀行不安を採り上げ)。
  • 対中依存度押し下げが喫緊の課題である両国とも、今年始まった日独政府間協議については大きく報道している。
  • 両国がウクライナをどのようにサポートしているかについてはほぼ必ず採り上げられている(その他軍事関連ネタもお互いに関心が高い)。
  • ドイツは日本の原発(フクシマ)、漫画/アニメ関連、日本はドイツの環境関連に関心が高い。
  • ドイツでは自国選手の日本での活躍だけでなく、スキージャンプの日本人トップ選手(小林陵侑、伊藤有希)についても報じられることが多い(リスペクトされている)。一方、日本では日本人ブンデスリーガの報道が大半(ドイツ人選手について報道することはまずない)。

 

<ご参考>

1日1件くらいのペースでドイツ関連ニュースをチェックしたいというレベル感の方には、こちらがぴったりです(チョイスも読みやすさもナイスです)。

www.newsdigest.de