今年マイナス成長への転落が確実視されているドイツでは、そろそろ倒産増加を警戒すべき局面に入ってきているわけですが。。。
ドイツ5大研の一角であるハレ研(IWH)が本日発表した「倒産トレンド」データによると、6月の企業倒産件数(法人+個人事業者)は1,050件で、前月比+16%、前年同月比+48%とかなり増加した模様です。
倒産企業の従業員数(橙棒:今年、青棒:昨年、青線:コロナ前平均)も、6月は15,400人と急増しており。。。。
最近の雇用統計軟化とも整合的です。
ドイツ連邦統計局の公式統計(黄線)では2ヶ月遅れのデータが毎月中旬頃に発表されるので、こちらのIWH調査の(3か月の)先行性は大変貴重です。
今後発表される4-5月の数字ではいったん低下が続いた後、9月に発表される6月分の数字で今回同様の増加が確認される見込みです。