日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230814 ドイツ経済省経済月報のエッセンス

https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Pressemitteilungen/Wirtschaftliche-Lage/2023/20230814-die-wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-august-2023.html

 

本日ドイツ経済省から発表された8月経済月報のエッセンスは以下の通りです。

  • 低迷するドイツ経済が持続的に好転しそうは兆しは内外ともにまだ見えない
  • 製造業では、生産・受注ともおおむね横ばいが続いている。
  • 6月受注の急増(前月比+7%)は、航空機・宇宙船製造における大型受注による一時的なもの。
  • 小売は食品を中心とするインフレに食われてまだ弱含み。
  • 但し、インフレ率が低下し続け、賃金が上昇していることから、個人消費は今後全体的に上向に転ずると予想される。
  • 過去のコスト上昇分転嫁やサプライチェーン障害による価格上昇圧力はほぼ解消
  • エネルギー価格はだいぶ落ち着いてきたが、最近川上で上昇に転じているので要警戒。昨年のエネルギー価格抑制策の反動も押し上げ要因。
  • 現時点でのインフレ率予想レンジは、2023年が5.3~6.1%、2024年が2.0~3.1%(下添根以外主要機関景気予測一覧ご参照)。
  • 労働市場は全体的に安定した状態を維持しているが、企業はさすがに新規採用に慎重化し始めている。
  • 企業倒産件数は、非常に低い水準からではあるものの、2022 年下半期から着実に増加し続けている。
  • 海外経済/貿易にも特段明るい兆しが見られない。特に中国経済が弱い。
  • ドイツの7月の輸出も弱含む見込み


<主要経済統計一覧>

https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Downloads/W/wirtschaftliche-lage-in-deutschland-im-august-2023.pdf?__blob=publicationFile&v=4

 

【別件】ちなみに、ドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI)は、足元の四半期GDPモメンタムが前期比+0.5%ペースを示唆しています。

https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex