先ほど(ドイツ時間午前10時)公益財団法人GfdS(Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.)から今年のドイツ流行語大賞(Wort des Jahres)が発表されました。活きたドイツ語として最高の教材なので、ドイツ語学習者としては当然要チェックアイテムです。
GfdS wählt »Zeitenwende« zum Wort des Jahres 2022 | GfdS
今年の大賞には、ショルツ新政権が誕生した時に流行した前向きな言葉「Zeitenwende~ターニングポイント」が選ばれました。10位までありますので以下ご参照ください。
- Zeitenwende:新たな時代への転換点(新政権発足を機に高まった)
- Krieg um Frieden:ウクライナ/NATO側から見た平和のためのウクライナ戦争
- Gaspreisbremse:来年初大々的に実施されるガス価格制限措置
- Inflationsschmerz:今年猛威を振るったインフレの痛み
- Klimakleber:環境活動家たちの各種妨害(デモ)行為(直訳は気候接着剤)
- Doppel-Wumms:昨年のコロナ対策+今年のインフレ対策⇒財政Wバズーカ
- neue Normalität:コロナ後の新たな日常・常識
- 9-Euro-Ticket:月9ユーロで全国電車バス乗り放題だった超格安チケット
- Glühwein-WM:ホットワインを飲む冬にずれ込んだカタールW杯
- Waschlappentipps:シャワーを節約して手ぬぐいで体を拭いたらどうだ、という(政治家の)アドバイス
ちなみにスイス版の(ドイツ語部門の)流行語大賞も先日(11/29)されており、
1位は「Strommangellage」(電力欠乏状況)となっていましt。
2021年は「Impfdurchbruch」(ワクチン接種済でもコロナに感染してしまうこと)
2020年は「systemrelevant」(医者やスーパー店員など社会維持に欠かせない)
と昨年まではコロナ関連が続いていました。
Erwartbare Wahl - «Strommangellage» ist das Wort des Jahres 2022 - Radio SRF 1 - SRF
オーストリアもドイツ語圏なので同様の企画(12/1発表)をもっており、今年の1位は「Inflation」となっていました。あっさりとしてて全くひねりが感じられませんが、それだけ特別かつ切実だったということでしょう。来年も再選されたりないことを心より甥の死申し上げたいと思います。
Inflation, Energiekrise & smash: Wort und Unwort des Jahres 2022 (meinbezirk.at)
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