本日ドイツ連銀から発表された直接投資統計から読み取れるドイツの対中依存度をまとめると以下の通り:
- 2022年末時点での国別直接投資額残高ランキング(冒頭グラフ)
米国が4,245億ユーロ(シェア27%)でダントツトップ。2位中国の3.5倍。
2位中国は1,224億ユーロ(シェア8%)。
3位ルクセンブルクと4位英国は3位中国とほぼ同じ規模。
5位以降のフランス、イタリア、スイス、オーストリア、スペイン、
ポーランドは500億ユーロ前後の規模感で横並び。
EU合計では5,420億ユーロ(シェア35%)と米国を上回る。
日本向け直投は165億ユーロと桁違いに小規模。
⇒直接投資残高ベースで中国は国別2位とはいっても、
EUや米国向けに比べて格段に小さい。 - 業種別シェアで見ると、自動車のシェアが圧倒的に高い。
製造業 :70% (うち自動車35%、化学9%、機械8%)
金融・保険業:11%
<日独経済日記>