
https://tradingeconomics.com/germany/inflation-cpi
①【本日の注目点】
- (冒頭グラフ)11月インフレ速報は前年同月比+2.2%(国内基準)とベーシス効果による上昇が続き、下げ渋り鮮明。但し、前月比▲0.2%(③-a)は良好で市場予想(前年同月比+2.3%)よりは弱め。
- 国民からの理解を得るべく(選挙に向けて「連立政権を自分勝手に崩壊させた無責任な政党」と思われたくない)FDPが連立離脱作戦の文書を公開。連立離脱遂行日をノルマンディー上陸作戦の決行日である「D-Day」と表現しており、SPDとGreen(連立与党)は猛反発。
- (私見)今年の流行語大賞(Wort des Jahres)は本命「Ampel-Aus」/対抗「D-Day」/大穴「Cucurella」。
②ドイツのニュース~こちら↓のなかから気になるものをWEB翻訳で。
https://www.deutschlandfunk.de/nachrichten/wochenueberblick


③本日の注目データ
a) インフレ速報(11月)~来年初までベーシス効果で前年同月比は上昇して見えやすいが、前月比をより注目するべき時間帯。現時点ではECBの利下げ継続に支障があるほどのインフレ下げ渋りとは捉えられていない。

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/11/PD24_448_611.html
b) GfK消費者信頼感~▲23.3ポイントと5月以来の最低レベルに低下。所得期待と購買意欲が低下する一方、貯蓄性向は上昇。高い賃上げで実質賃金はプラスになっているが、ここ3年で大きく切り上がった物価水準への抵抗感と、景気全般に対する不安から、個人消費になかなか着火しない。
https://tradingeconomics.com/germany/consumer-confidence
◆ドイツ経済直近断面
note.com
◆サバイバルドイツ語フレーズ集
◆日本経済「通」状態を維持するためのガイド
◆ブンデスリーガ日本人選手たちの活躍ぶり
◆日独経済日記YouTubeチャンネル(日本語/ドイツ語)
◆ドイツニュースダイジェスト連載コラム「ビジネス塾」