日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220831 家賃のウェートが高いおかげで、インフレのダメージが緩和されてました

ドイツ連邦統計局のWEBサイトの中に
「あなたの家計の実際のインフレ率を計算してみよう」
というコーナー(下添リンク)があるので、使ってみたところ、下図の赤線のような推移がはじき出されました(青線が統計/標準世帯のウェートベース)。

今年7月の断面で言うと、CPI統計ベースが前年同月比+7.5%なのに対し、私個人ベースでは同+6.1%に収まっていました(ラッキー)。

私の場合、老夫婦二人暮らしで家賃のウェートが4割と大きく(CPIインデックスではウェート2割)、その家賃が今でも年1.8%しか上がっていないことが奏功しています。

また、車を持たない徒歩通勤なので、インフレが最もひどいエネルギー関連費用(7月+35.7%)のウェートが5%(インデックスでは1割)と少ないことも幸いしました。

逆に言うと、家賃をぎりぎりまで低く抑え、エネルギーや食品(インデックスウェート8%、7月+14.8%)の割合が高い家庭では、インフレ負担がかなり大変なのではないかと思われます。

Ihr persönlicher Inflationsrechner (destatis.de)

 

ちなみに私の場合は、ほとんどの出費をコメルツ銀行デビットカード決済と自動引き落としで済ませているので、銀行口座自体が非常に精密な家計簿になっており、このような分析(必要な数字の確認・集計)が非常に簡単にできるようになっています。