◆失業率の上昇などをみる限り、雇用の実態は事業所統計の表面の数字以上に減速している可能性(月+20万ではなく実は月+10万)があり、債券市場は素直に金利低下で反応。9月利下げに大きく前進。
◆民主党議員の間でもバイデンのままでは自分も落選するという危機感が高まっている一方、市場では「トランプトレード」が進み始めている。
◆いずれにしても人気取り的財政拡大と関税拡大によるインフレ上昇→長期金利上昇のリスクは高まっており、これが債券市場だけでなく株式市場(現時点では比較的強い景気+利下げだけに注目している)にも悪影響を与える展開には注意が必要。
◆財政拡張は短期的には景気や企業業績を支えるが、インフレ/金利上昇による利払い負担急増で早晩行き詰まる。
◆米国経済の魅力は、①3.3億人の人口を抱える巨大単一市場であること、②移民を含めると人口動態が良好であること、③透明な法の支配で自由競争が確保されていること。上記判決は③の強化につながり得る。
◆米国を目指す移民が後を経たないのは、米国の魅力と強さを証明している。
◆但し、担当官僚などの専門家と異なり、裁判所の判断にはイデオロギーが入り込むので、裁判所に判断を委ねれば必ずしもビジネスフレンドリーになるかどうかについてはかなりの不透明感がある。
◆州毎に司法が異なる判断を下すようになってしまうと、ビジネスにとっては不透明感が増すだけ(単なる司法フレンドリーに)終わるリスクもある。
◆米独立記念日に英前倒し総選挙が実施されたのは歴史に対する壮大な皮肉。
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