日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

競争力

20220924 日本アウトパフォームのチャンス到来

<Japanese> ​​「Easy money is drying up.」 世界中の中銀(日本と中国は除く)が一斉にインフレ退治の利上げ(+QT)に動いており、債券利回りがグローバルに急騰(正常化)しています。金融市場では債券と株の両方の価格低下が止まらず、分散投資がワークしていません</japanese>…

20220917 敬老の日に想う

<Japanese> 来週月曜(9月19日)は「敬老の日」のため、日本の今週末はロングウィークエンドとなっています。「国民の祝日に関する法律」第2条に「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日と定義されています。「老人」に厳密/法的な定義はありま</japanese>…

20220907 ドイツの電力、ガスと原子力から石炭と風力にシフト

先ほどドイツ連邦統計局から、2022年前半(1~6月)の電源構成の数字が発表されましたのでご紹介します。 <従来型エネルギー> 石炭:27.1%⇒31.4%(ガスや原子力の減少分を補う主力) ガス:14.4%⇒11.7%(ロシア依存引き下げのため圧縮) 原子力:12.4…

20220827 日本の低生産性を正すために

<Japanese> 時間当たりの労働生産性の国際比較(2020年)では、米国:80.5ドル、ドイツ:76.0ドル、日本:49.5ドルとなっています。日本の数字はチェコやエストニアと同レベルで、米国の61%、ドイツの65%と大きく見劣りしており、1970年以降G7中最下位が続いています</japanese>…

20220817 社会で求められる英語力

文科省からこちらのように非常に興味深い調査報告書が出ていましたのでざっとチェックしました。 https://www.mext.go.jp/content/20220809-mxt_daigakuc03-000024366_01.pdf ちょっとご覧いただければお気づきになると思いますが、この種の客観データはかな…

20220626 直接投資先としての魅力度:ドイツ2位、日本4位

ドイツと日本の国際ランキングが高いものが最近あまりないので、日頃から日独経済の架け橋となることを目指している私としてはちょっと困っていたのですが、ひとつ見つかりました。 米経営コンサル:A.T. カーニーの「海外直接投資信頼度指数 (The Kearney F…

20220621 IMD国際競争力ランキング 続き(掘り下げ)

日英蘭独の4か国について、当該ランキングの構成要素20個を比較してみました。 ドイツの強みは、科学インフラ(研究大国)、健康/環境(恐らく後者)、投資(対米対中)、貿易(巨額の貿易・経常黒字)と一般的イメージ通り。 日本の強みは、雇用(低失業率…

20220620 IMD国際競争力ランキング:ドイツ15位、日本34位(63か国中)

先週、スイス国際経営開発研究所(IMD)が、世界63ヶ国・地域を対象とする「国際競争力ランキング2022」を発表しました。https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-competitiveness/ 1位デンマーク、2位スイス、3位シンガポ…