雇用
https://www.bundesbank.de/de/publikationen/berichte/monatsberichte/monatsbericht-april-2023-764252 毎月20日前後にドイツ連銀月報が発表され、毎月必ず手短な経済分析(Kurzberichte / Konjunktur )が入っています。その部分のエッセンスを抽出してお…
ドイツ取引所新聞が「古いバンカーに別れを告げる」という(元銀行員の私としてはこの上なく興味をそそられる)社説を書いていましたので、そのメッセージをかいつまんでご報告します。 「老兵は去る/若者に託すべし」的な論調でちょっと耳が痛いですが、ト…
https://www.iwh-halle.de/en/press/press-releases/detail/iwh-insolvenztrend-zahl-der-firmenpleiten-steigt-auf-hoechsten-stand-seit-mai-2020/ ドイツ5大研の一角であるハレ研(IWH)が本日発表した、倒産トレンド調査によると、上図青線のように、ド…
つい先ほどドイツ連邦雇用庁から3月分のドイツ雇用統計が発表されました。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は、+16千人と市場予想(微増)比やや弱めの内容でした。但し、本格的な悪化が始まるような気配は感じられません。 ●連邦統計局の…
https://tradingeconomics.com/germany/consumer-confidence 先ほどドイツGfK消費者信頼感指数(3月分)が発表され、上図の通りヘッドラインはほぼ市場予想通りの▲29.5への(小さめの)回復継続となっていました。 内訳を見ると購入意欲(前月比▲2.3)や景気…
昨日ドイツ経済省から出た月次経済報告をざっとチェックしました。以下そのポイントを整理しておきます(特段新規悪材料なく、イメージ通りです)。 www.bmwk.de 昨年第4四半期のGDPは前期比▲0.4%と急速に縮小した(速報値から0.2%ポイントの下方修正)。 ①…
https://www.ifw-kiel.de/de/publikationen/medieninformationen/2023/deutsche-konjunktur-stabilisiert-sich/ 先ほどキール研(IfW)から春季経済予測が発表され、ヘッドラインは以下の通りとなっていました。 実質GDP:今年+0.5%/来年+1.4% 四半期の走…
昨日(月曜日)は銀行への信用不安で欧州株安がきつくなりましたが、昨日明らかになったこちらの百貨店リストラ計画の方が従業員にとってまさに「ブラックマンデー」になったとされています。 ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(本社エッセン)は現…
今朝のドイツ連邦統計局からの発表によると、 2022年のレストラン店員数は2019年比▲11.8%まで回復 店員数が最も減少したのは、2020年末から翌春にかけて(下図) 特にパブやバーがしんどかった 人員削減は主に、短期労働者や低賃金所得者が対象になった htt…
https://www.verdi.de/themen/geld-tarif/++co++ad671ba4-5929-11ed-b1f5-001a4a16012a 先ほどドイツ郵便(対象16万人)の労使交渉が妥結しました。現在の賃金水準を今後2年間にわたって10%強引き上げるという内容(筆者試算、詳細下表黄色網掛け部分ご参照…
<月あたり労働時間:女性(青)/男性(黒)> 第一子出産以降差が開く https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/03/PD23_084_621.html 先ほどドイツ連邦統計局から以下のような興味深い発表がありましたので、ご報告させていただきます…
https://www.ifo.de/pressemitteilung/2023-03-02/drei-von-vier-beschaeftigten-bei-it-dienstleistern-nutzen-homeoffice 各種アンケート調査を得意とするifo研が、「勤務の(ごく)一部でも在宅勤務を利用している従業員の割合」を業種ごとに調査したとこ…
つい先ほどドイツ連邦雇用庁から2月分のドイツ雇用統計が発表されました。 ●市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は、+2千人と市場予想(+11千人)比強めの内容でした。 ●本ブログで時々ご紹介しているオンライン求人数(青線)が絶好調であるこ…
★データ入りのスライドをつけて動画にしたものがこちらです。もしよろしければ。 youtu.be youtu.be <Japanese> 米国ではインフレが予想以上にStickyなので、ひょっとしたら政策(FF)金利を6.5%にまで引き上げないといけないかもしれないという話まで出始めています</japanese>…
https://www.diw.de/documents/dokumentenarchiv/17/diw_01.c.866382.de/iab-bibfreda-bamf-soep_bericht_langfassung_20230216.pdf ウクライナ人がドイツにどれくらい入ってきているかというお話については先日こちらでご紹介させていただきましたが。。。…
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/f99b0135db3344468dbce72aace11dc1 本日ドイツの2月総合(製造業+サービス業)PMIが発表され、市場予想よりやや強めの回復を示していました。以下発表元担当者のコメント要旨です。 2月のPMI速報値は…
ここ2年のドイツのインフレは国際比較においても相当ひどいものになっているわけですが。。。。 昨年のドイツの賃金(以下業種毎の表示)はインフレの+8.7%と比べると遥かに低く、 その結果、実質賃金は(2021年よりさらに大きな)マイナスとなっていました…
<ドイツ経済に関する評価のポイント> 今年Q1もGDPは前期比(小幅)マイナスの感触(昨年Q4は前期比▲0.2%)。 鉱工業生産と輸出が12月急減し、Q1の発射台が低い。 インフレ水準高く個人消費を圧迫。建設業も低迷継続。 Q2以降は緩やかな回復が続くが、強い…
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/02/PD23_N010_12411.html 先ほどドイツ連邦統計局から昨年のウクライナ移民(大半は難民)についての統計が発表されましたので、そのエッセンスを整理しておきます。 ●2022年ウクライナからドイ…
フランクフルトでのバンカー不足問題について、今朝のフランクフルターアルゲマイネ紙に興味深い解説記事(下添リンク)があったのでそのエッセンスをご紹介します。 www.faz.net ●BREXIT後、フランクフルトはますます金融センターとして重要になっている(E…
先ほどドイツ連邦統計局から、企業倒産件数(法人+個人の合計)の発表があり、先行指標(赤線)も含めて低位横ばい推移であることが確認できました。 (青:公式統計~2022年11月まで、赤:受付ベースの先行指標~2023年1月まで) 企業倒産件数は長期的に見…
より詳しい説明を動画にもしてあります。もしよろしければ。 【日独経済日記】超人手不足 ドイツのリアル - YouTube ドイツ政府の公式経済予測によると、今年、来年と失業率はほどんど上がらず、マクロベースで5%程度の賃金上昇が続くという見立てになって…
つい先ほどドイツ連邦雇用庁から1月分のドイツ雇用統計が発表されました。 市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は、▲15千人と市場予想(+5千人)比非常に強い内容でした。 本ブログで時々ご紹介しているオンライン求人数(青線)が絶好調である…
ifo Beschäftigungsbarometer gestiegen (Januar 2023) | Fakten | ifo Institut 先ほどifoから1月の「雇用バロメータ」が発表され、改善が続いていました。 業種別にみると、以下のような感触になっているようです。①製造業(左上)では、機械と電子中心に…
先ほど今年最初のドイツ連銀月報がリリースされ、その経済分析部分をチェックしましたのでポイントをごく簡潔にご紹介します。 https://www.bundesbank.de/resource/blob/903314/8080f3e8eacb602143769da5de2c378c/mL/2023-01-monatsbericht-data.pdf 2022年…
<Japanese> 失業は一部の人の不幸にとどまるが、インフレは全員を不幸にすると言います。インフレで生活に必要なコストが年10%も押し上げられれば、低所得層を中心に多くの人々をたちまち生活苦に陥れ、ひいては「Cost of Living Crisis」という形の社会不安にもつな</japanese>…
2022年以降のドイツの主な賃金交渉妥結結果と2023年の主な交渉予定は以下の通りです。今後も随時アップデートしていきます。 上記(主要なもの)以外のものを含むより詳細な交渉日程についてはこちらをご覧ください。 https://www.boeckler.de/pdf/pm_ta_202…
2021年の売上高でランキングすると、①自動車、②機械、③化学がドイツ製造業のトップ3なのですが、社員数(雇用への貢献度)で言うと、①機械、②自動車、③金属加工製品、となります。従って、ドイツ機械業界はよく「我々こそドイツ最大の産業だ」と主張していま…
企業リスク管理アドバイザリー会社、International SOSが「今年のリスク見通し」を発表しました(世界108カ国のグローバル企業1208社~同社顧客~に対するアンケート結果を分析してアドバイスに昇華したもの)。 Risk Outlook 2023 | Five Predictions | Int…
つい先ほどドイツ連邦雇用庁から12月分のドイツ雇用統計が発表されました。 市場が最も注目する季節調整後失業者数前月比増減は、▲13千人と市場予想(+15千人)比強目の内容です。 昨年6月からウクライナ難民を失業者カウント対象としたため少し押し上げられ…