ウクライナ
ドイツのビジネスセンチメントが他国比で見てもとにかく弱いので… https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/5af7a5b18575408084fc567ad6dfa522 毎週初、こちら↓のドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)を定点観測しているわけですが.... Wöchent…
<Japanese> 10年前(2012年)に英Economist誌が出版した「2050年の世界」という本に、当時自分がマーカーを引いた部分を読み返しているのですが、将来に関する予言が悲観的に偏り過ぎて当たらない理由として、 ①悪いニュースだけが印象に残るという人間の認知バイアス </japanese>…
<Japanese> 戦争、地球温暖化、人権抑圧、難民、貧困、インフレ、リセッション、ナショナリズム・ポピュリズム台頭などなど、ネガティブかつヘヴィな問題が今日の私たちの目の前に積み上がっています。解決に向けた妙案がない上、いずれも気持ちが暗くなるものばかりで</japanese>…
ロシアによるウクライナ侵略戦争勃発以降、ドイツはウクライナからの移民/難民を積極的に受け入れています。その関連で、今朝ドイツ連邦統計局から以下のような統計が発表されていますので、ポイントをご紹介します。 今年2〜8月のウクライナからの流入(下…
<Japanese> 物事を極力前向きに捉えるスタンスの当コラムではありますが、時には最悪のシナリオにも思いを巡らしてみます。日本近くでは相変わらず北朝鮮が連日ミサイルを飛ばしていますが、ドイツ近くでは放射能リスクが一定の現実味を増しています。幸いドイツには19</japanese>…
今年6月末時点でのドイツの人口は、前期比約38万人増加し、84,079,811人と初めて84百万人を突破しました。 うち、 男性: 41,383,786人(49.2%) 女性: 42,696,025人(50.8%) ドイツ人: 72,199,337人(85.9%) となっています。 https://www.destatis.de/DE/Themen…
欧州の週末のメインイベントは何と言ってもイタリアの前倒し総選挙だった訳ですが、ドイツの主要メディアの反応は以下のような感じ(なかなか面白いですもの)となっています。 予告済みのカタストロフィがやはり現実となった。 メローニ女史率いるFDIが、典…
ドイツ難民問題再燃の気配が出てきました。 シリア、アフガン、トルコからの難民が前年比二桁増となっており、ドイツへの難民流入(赤線)が直近5年間の中で最高ペースになっています。それに加えてドイツはウクライナ難民(女性と子供中心)を積極的に受け…
先ほどドイツ第二公共放送(ZDF)に世論調査結果を月数回提供しているWahlenから、ドイツ政治家人気トップ10のランキングが発表されました。 ハーベック経済相はかろうじてトップの座を維持したのですが、最近のガス不足への対応(脱原発の微妙な延期を含む…
フィンランドの独立系研究所CREAが、ロシアの化石燃料(原油、ガス、石炭)輸出について、興味深いレポートを発信していますので、そのエッセンスをご紹介します。 https://energyandcleanair.org/publication/financing-putins-war-fossil-fuel-exports-fro…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日(7/15)アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politb…
EU委員会が3ヶ月毎に発表している経済予測が先ほどリリースされました。ウクライナ危機の悪影響長期化で、インフレは今年・来年とも上方シフト、GDPは来年大きめの下方修正となっています。 国別リスト:アイルランドのQ1GDPは大幅上方修正(多国籍外国企業…
EUR/USDのパリティが近づいています。インフレによる購買力急低下と併せて、最近はドイツ主要メディアで以下のような写真や表紙を頻繁に見かけるようになっています。 ユーロ安の原因(口実)とされているのは以下諸点です。ドイツでは「ECBの金融政策がそも…
足元ドイツ(欧州)の景気についてはダウンサイドリスクに対する厳重な警戒が怠れない局面ですが、主要メディアで語られているのは主に以下の5つの経路です。 いずれも既に具体的なきな臭さを感じますので、それぞれをモニタリングするのに最適なサイトのリ…
ドイツ企業の多くが対中国戦略をデカップリング方向で見直す中、相対的に日本の重要度が増していると言われています。 在日ドイツ商工会議所とKPMGが毎年この時期に実施している掲題調査(今回回答数115社)の中にもその傍証のようなものが見つかりましたの…
昨日GfKから発表された7月のドイツ消費者センチメントが▲27.4と調査開始以来の過去最低を記録しました。 Konsumklima sinkt auf neues Rekordtief (gfk.com) 構成3要素である景気見通し、所得見通し、購入意欲とも悪化しており、内容が悪いことは間違いあり…
ドイツ金融安定化委員会(財務省、ドイツ連銀(中銀)、ドイツ連邦金融監督庁(BaFinから構成)が昨日(6/27)提出した国会宛報告書のポイントを抽出しておきます。 ①ロシア/ウクライナ危機 全体としてドイツの金融システム全体が受ける影響はマネージ可能 …
ドイツと日本の国際ランキングが高いものが最近あまりないので、日頃から日独経済の架け橋となることを目指している私としてはちょっと困っていたのですが、ひとつ見つかりました。 米経営コンサル:A.T. カーニーの「海外直接投資信頼度指数 (The Kearney F…
英経済誌Economistの調査部門EIUが「世界の住みやすい都市ランキング(2022年版)」を発表しました。世界173都市を対象に、①安定性、②ヘルスケア、③文化/環境、④教育、⑤インフラという5つの切り口、計約30項目の定量/定性データに基づいて都市の住みやすさを…
ショルツ首相の独仏伊合同電撃キエフ訪問(6/16)をきっかけに、ロシアのドイツ向けガス供給(紫棒線の高さ)が6割減となっています。 そのため、ドイツ政府が画策していた冬場に向けてガス備蓄を増やし(キャパの9割)て今年の冬を凌ぐという戦略がワークし…
ドイツ公共第二TV放送(ZDF)が毎月(1-2回)実施している世論調査「Politbarometer」が本日アップデートされましたので、その中の政治家人気ランキング(トップ10)と、政党別支持率をご紹介します。 Forschungsgruppe Wahlen > Aktuelles > Politbarometer…
経済制裁による設備修理遅延を口実に、ロシアがノルトシュトリーム1経由でのドイツ向け天然ガス供給を平時の4割程度に絞ってきていますが、これはショルツ首相の独仏伊共同電撃キエフ訪問(6/16)に対するけん制/報復と解釈されています。 ドイツ向け天然ガ…
本日ifo研、キール研、エッセン研の3機関からドイツ経済予測最新版の発表がありました。 いずれもインフレが大幅に上方趨勢され、名目成長がかさ上げされる格好となっています。 赤網掛けの3件が今日の発表分で、これらを含む6月更新分5件の単純平均をとって…
6月9日のECB理事会で発表されたECBスタッフプロジェクションにおけるユーロ圏ストレス(ダウンサイド)シナリオは ロシアのエネルギー輸出が今年第3四半期から全面的に止まり、商品不足/価格上昇とサプライチェーン障害の更なる悪化に見舞われる というもの…
ステートメント、記者会見、スタッフプロジェクションをざっと一通りチェックした上でポイントをまとめると以下の通りです。 インフレの予想外の悪化を素直に認め、スタッフプロジェクション上でも2024年の総合・コアとも2%(目標)超過を明示。 ステートメ…
本日OECDの最新経済見通しが発表されました。題して「The price of war」=戦争の代償。ウクライナ危機によってたくさんの命が失われているだけでなく、 いかにGDPが押し下げられ。。。 (昨年12月予想比、2022年ドイツGDPは+4.1%⇒+1.9%と半減) いかにイ…
今朝ドイツ連邦統計局から発表された4月製造業受注は、3月の前月比▲4.7%(本日▲4.2%に上方修正)という大幅低下の反動による若干の上昇(+0.3~1.5%)が予想されていたのですが、実際には前月比▲2.7%、前年同月比▲6.2%とかなり弱い結果に終わりました。…
約6百万人を集める世界最大の祭典、ミュンヘンのオクトーバーフェストは、過去2年コロナで中止されていましたが、今年は9/17~10/3の間、平年通りの開催を予定しています。 Oktoberfest – Wikipedia オクトーバーフェスト - Wikipedia オクトーバーフェスト…
ドイツ自動車クラブ(ADAC)の調査によると、6月1日からスタートしたガソリン減税の結果、実際の小売価格は減税開始で以下のような低下を見せたようです。 スーパー(黄線) :リッター1.878ユーロ(前日比▲27.3セント) ディーゼル(灰線):リッター1.928…
昨日ドイツ連邦雇用庁から5月分のドイツ雇用統計が発表されました。当局としての評価は、ウクライナ危機長期化にも関わらず、ドイツ雇用の改善継続、となっています。 以下エッセンスをご紹介します。 ●季節調整後の失業者数は▲4千人と減少継続も、▲15-16千…